こんにちは。佐賀の鍼灸師みずたゆいです☺
今日は“寝汗”について語ってみようと思います^^
そもそもなんでこの話をしようと思ったかというと、
実は少し前から息子が寝汗をかくことがあったんです。
ただ、それは一時的で落ち着いていたのですが
また最近復活いたしました…
でもそんなときに
最近少し間が空いていた“小児はり”を
どうしてもやってくれと息子に言われ
寝る前に施術したところ
ピタッと寝汗も止まったし、
日頃寝起きがめちゃくちゃ悪い息子が
小児はりをした翌朝、
起こされずにパッと起きてきて
ソファーに横になることもなく
ささっと着替えまで言われずにやっておりました…!
これは絶対小児はりのおかげだし
これはぜひお話ししたい!
と思って書くことにしました^^
なんかほぼ内容書いた気がするけど…
でも気にせず続けます♪笑
そもそも寝汗って何?
日中のうちに体内にこもった熱を放散して
体温調節のために寝汗をかくと言われています。
なので寝汗自体は誰にでも起こる生理現象です。
冬でも一晩でコップ1杯ほどの寝汗をかくと
言われています。
この時、副交感神経の働きが関係しています。
ただ、この寝汗も
・寝汗をかいて夜中に何度も着替える
・朝起きたら布団がぐっしょり
・寝汗で何度も起きて寝不足
・病院にいっても特に診断がつかない
など困った症状がある場合があります。
西洋医学的にこの状態は
ストレスや自律神経の乱れが影響している
と言われることがあります。
寝汗と東洋医学
東洋医学では寝汗のことを
「盗汗」といったりします。
眠っている間に体に必要な水分と気が
こっそり盗み出されるという意味です。
汗をかきやすい体質として
気虚や陰虚という状態であるという
判断基準にもなります。
1)気虚
普段は体の水分が漏れ出ないように
体の表面が衛気、内側に営気という気が
体を守っています。
しかし、寝るときは衛気が体の中に入り
あまり仕事をしなくなるため
寝るときに汗をかきやすくなります。
この衛気と営気のバランスが崩れた時
必要な体の水分をとどめておけなくなるため
汗として漏れ出てしまいます。
このようにバランスが崩れたり
守る気が少なくなった状態を「気虚」と言います。
2)陰虚
体の水分があることによって
体を冷ましたり潤わせたりする作用が
減ってしまっている状態を
「陰虚」と言います。
元々子どもは陽気が強いと言われています。
この陰虚体質の子どもは
陰気と陽気のバランスが崩れて
陰気と反対の作用の陽気が増えるため
温まる作用が強まり汗をかきやすくなります。
寝汗ってかかないほうがいい?
結論からいうと、
先ほど書いたように体内にこもった熱を放散して
体温調節するためにかいたほうがいいです。
ほんのり汗をかいているようなら
着ているものやお部屋の環境が
影響しているかもしれませんが
びちゃびちゃに汗をかいているようなら
体の冷えやあせもなどの肌トラブルにも繋がりますし
体も緊張状態にあるかもしれません。
東洋医学的にも体のバランスが
崩れた状態といわれるので
体調などの変化に注意が必要です。
寝汗と小児はり
今回うちの息子のように
なぜ小児はりが効いたのか考えてみると
時期的に冬休みが明けて3学期が始まったことと
バスケの試合前で少し練習が
ハードだったことを考えると
かなり疲労も溜まっていたのではないかと考えます。
東洋医学的にも気虚の状態
だったのではないかなと思います。
そこに小児はりをすることで
体の緊張がゆるみ、
全体のバランスが整ったことで
睡眠の質もよくなり
汗をかかなくなったこともですが
翌朝の寝起きが良かったのではないかと
推測されます。
寝汗って特に病気でもないし
ついつい見逃されやすい症状ですが
体の声をキャッチしてケアしてあげると
日頃から良い状態を保って
健康に元気で過ごせますよね^^
だからといって
寝汗かいてるから気付いてあげられなかった…
なんて落ち込まなくても大丈夫!
様子を見て具合は悪くないけど
なんかいつもより汗かいてるな?
疲れてるのかな?なんてときは
出来るケアをしてあげたり
小児はりに頼るのもおすすめです。
小児はりも特に症状がなくても
メンテナンスで治療を行っていた方が
すぐ元気になります。
お近くの小児はり
探してみてくださいね^^
みずたゆい
※この記事はnoteの記事をこちらのブログに再掲したものです。
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